ポロリもあるよ!顔でかフェスティバルseason2

好きなマンガの、好きなシーンを、好きなだけ書き連ねる。山田の、山田による、山田の為の祭。

吹き荒れる、TUBEの風

 

お客さん。

…お客さん。

どちらまで??

 

 

 

山「新大阪…」

 

 

次、新大阪だから降りてね。右側のドアが開くから。

 

そう言って、車掌さんはつかつかと

歩いて言ってしまった。

 

 

向かい側には、イケメンの外国人が微笑している。

 

僕ら以外に人は居ない。

 

山田は呟いた。

山「しまった…。新幹線23分だぞ。間に合うか…?」

 

その時の時刻は、21:20分。

新幹線の終電まであと3分しかない。

 

 

山「しまった…。どうしよう。」

 

ほとんど誰もいない社内でおろおろしていると

 

向かいに座っていた外国人が話しかけてきた。

 

母国語で。

 

分からなかったけど、風貌的に

イタリア語かフランス語。

 

カッツァ メンタ ヒラッサァ ビリアー。

 

みたいな事を言われた。

 

 

音だけは残っている。耳に。

 

ただ、今も意味は謎のままだ…。

 

 

 

その声かけに対して、僕は何を返すか非常に迷った。

 

メルシー。くらいしか思い浮かばなかった。

 

 

 

でも、

違ったらどうしよう。

 

と言う、

日本人が英語喋れない阻害要因ランキング第1位の感情が、

僕のメルシーを押し殺した。

 

 

状況を説明すると、

昨日、仕事納め。

 

オフィスで会社の人たちと少し飲んでから

新幹線で実家に戻るところだった。

 

 

しかし、山田は新大阪に向かう途中の

地下鉄のなかで眠ってしまったのだ。

 

少し飲んでいたこともあり、ほろ酔い状態である。

 

 

俗に言う、うたた寝カーニバルだ。

 

 

 

話を本筋に戻そう。

 

 

メルシーを押し殺された山田は、

自分の土俵で勝負しよう。と思った。

 

 

メルシーは何語か分からない。

使ったこともない。

 

なら、使い慣れた言葉で、

堂々と返すべきだ。

 

 

そう考えた。

今こそ、大和魂を見せる時。

 

 

息を大きく吸い、

 

低い声でこう応えた。

 

 

 

 

 

アインファインセンキュー。

エンドユー?

 

 

 

 

 

一番得意な英文をぶつけてやった。

 

あたかも、日本語で返した。みたいな流れを作っておきながら、

 

まさかの中1レベルの英語。

 

いや、今の子達は小3くらいで使いこなすか…?

 

 

この応えに、外国人は

少し戸惑った様子で、微笑んでくれた。

 

 

その瞬間に、ドアがプシューっと開いて、

外国人はダッシュでホームに降りて、

どこかへ言ってしまった。

 

 

彼は元気だろうか。

日本を楽しんでくれよ。

 

 

 

てな感じで、僕は今名古屋にいます。

いけるとこまでいっとけ。

と思って、来ました。

 

 

「今の時間なら、名古屋までですねー!」

って駅員に言われて、

「じゃ、名古屋まで!」

って答えた。

 

 

全然、要ないのに。名古屋。

でも、ここまで来て家に戻るのは

負けな気がして、名古屋まで来た。

 

 

 

 

 

名古屋駅の周りで有名らしい

 

リヨン

 

と言う喫茶店でモーニング食べようと思ったが

 

すでに行列ができていて、断念した。

 

 

8時オープンなの。その店。

 

8:15には着いたの。

 

したら、もう5組くらい並んでた。

 

 

なんやねん!

 

 

なんちゃってひとり旅、名古屋編。

 

後編へ続く…!